今日は、カウンセリングまでの間に御自分でできる事について書いてみようと思います
次回の予約までに今ここに浮かんでいるしんどさを1人で抱えているのがしんどい、ということがあると思います。
1人だと思うように感情が出てこず、凍りついて表出しかけた感情が凍りつき、感じられなくなって身体的な違和感のみ残る。なんだかモヤモヤする気がするんだけれど、お腹の調子が悪い、眠れない、不安、動けない、イライラする。
そうして日々を送るうちにそれらも感じられなくなってきて、虚しい気持ちだけ残る、何も感じられない。
反対に、この人といると異様に感情が引っ張られて涙が止まらない。甘えたい気持ちが異常に出てきてしまって退行が止まらず日々のことがだんだんできなくなってく、その人がいないと何も感じられない、安定しなくて、ずっと一緒にいなければ落ち着かない。離れると動悸がする。この人がいなければ人生はずっとつまらなく、また自分は治らないのではないかと不安になる。
次から次に予定を入れなければ安定せず、1人の時間が嫌だ。
これらは何かトラウマティックなものが表出しているともとれるし、その人の現在のバランスとも取れます。その人の持つ力でもあります。自分のコントロールの範囲外にあって、自分が自分でないようだと心のどこかで感じる時は、波を掴んで動かそうとせず、その力動に思いっきり身を委ねてみるのも一つの方法です。
どんどん波に潜って、むしろ私がもっと波をたてるくらいの勢いで、罪悪感や自責感を持ちながらその行動を選択してどうせ後に苦しむなら、一度思い切ってのっかてみる。それは無意識の方策で、自分がしんどいとしても何もおかしな行動ではありません
。無意識はその行動によって自分に利をもたらしてくれていたり、自分という命を安定させています。
その後で自分はどんな気持ちになるのかを観察してみます。案外楽しいかもしれません。飢えていた自分がそれらの行動によって満たされてゆくのを感じることもあるかもしれません。
日々がつまらなくて正当な刺激に飢えているから退屈で、その代替としてその行動で脳を動かしていたんだと認識することもあるかもしれません。
認識したところでどうしようなく、その圧倒的な大きな海の力動に打ちのめされるれることもあるかもしれません。どんなご自分が出てきたか、聞かせてください。
カウンセラーもその海に異なる雫が一滴落ちるような、波と波を剥がすような、また波と波で相殺するような、様々な方策から支援を行います。
この方策でなくてもいいのかもと無意識下で自然と力動が学習し違うものを導き出します。異なる方策で変わらぬ自分の願望を叶えようと異なるルートを選び出します。不思議です。
社会的に、または生活としてその行動が破壊になって困るかも、という時は、周りにいるかたにイエスセットをしてみる、またはしてもらうというのも良いかもしれません。胸を開いて 正中を合わせる感覚で、相手や自分の呼吸のペースに注目し続けながら、ただ相手が言ったことを繰り返します。
相手の言ったことをまとめて、それを抽出してひっくり返したり解釈し直したりして 言語に隙間を入れて意識がかたまっているのを解体したり異なる意味づけを行ったりするやり方もありますが、ここではただ相手の言語や、話す間隔などを合わせながら会話を続けます。
自分の今の感情について 今日会った事について 好きなことについて など
言語で理解されなくても、私の感情をわかってもらえている 海は繋がっているという何とも言えない感覚が感じられます
親しい人と話したとき、小さい頃の友達と無我夢中で何かを共有しながら一緒に遊んだ感覚 スポーツをしている時 一緒に教室にいる時間 家にいる時間などと同じような 少し違うような感覚なのかもしれません。あなたはどんな感覚を感じましたか?
その空気が家庭内や友人関係にあり、お互いで活性化させるようなコミュニュケーションをとり、家(や友達間の繋がり)で回復していく場になっているというのが一般の家庭なのかもしれません。
しかし、私たちは様々な理由でそれに触れる時間があるような無いような人生だったのかもしれません。
チューニングは自分の持てる力、無意識の力を活性化させ、回復に向かわせる素敵なものだと感じています。是非実践してみてください
親しい人が現在居なくても、電車や、道ゆく見知らぬ人など 様々な人で実践ができます。
自分にイエスセットもできます。自分の呼吸にチューニングすることもできます。あなただけの色んな方法を工夫してみてください。
カウンセリング内でお話を聞けるのを楽しみにしております。
次回→ 心の秘密を自分に打ち明けること