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今まで自身のクライアント様や、それ以外のFAP療法を受けている人たちをたくさん見てきました。

他の療法で所謂トラウマ治療としてカテゴライズされるものを受けている人たちもたくさん見てきました。

それぞれに良さや持ち味があり、ターゲットとなるものや必要とする時間も様々です。

そんな中でFAP療法について私が特徴多岐で印象的に思うのは、皆さんどんどん顔が緩んでいく事です。(スピードが早い)

下を向いて話されていた方が、次回には正面を向いて緩やかな笑顔を浮かべている。

緊張して固まっていた方が喜怒哀楽を表現するようになる。

いつも同じ色を着ていた方がいろんな色の服や小物を身につけるようになる。逆も然り

勿論すぐに全てが解決するわけではないのだけれど、同じ話を繰り返しながら、こちらからは毎回いろんな変化が見られます。しかしどうやらご本人様は無自覚。

その様が美しいなぁ。この方はこんな色をした方だったんだなぁと思いながらいろんな人を眺めているうちに、クライアントさん達は自分で思いついたり、いろんなことを試してみたり、流されてみたり。

いつの間にか同じことを話していた人たちは、少しずつ語る角度が変わり問題が問題で無くなっていきます。

押し寄せる波に呑まれるしかなかったのがにこやかに波乗りしていたり、問題そのものが消失していることもあります。

私はカウンセリングの範囲でも、それ以外の範囲でも仕事や様々な理由で、本当にいろんな人たちを見てきました。

丁寧に情報を集め、アセスメントを繰り返し、時間をかけて御本人と何度も作戦会議し共に導き出した道が、本当にそれでよかっただろうかと問いが残ることも多くありました。

精度をどれだけ高めても、クライアントさんは自分が本当に何を望んでいるのか、支援者は何がご本人の幸せなのか、意識できる範囲にはないことも多くあるように見受けられていたからです。

そんな中 FAP療法をはじめて、最初はこんなに無意識に委ねていいのか?とドキドキでした。

しかしアセスメントを繰り返し両者共に言葉で触るには限界の部分にも触れられるように感じていて、そこから導き出されるアウトカムはより広い範囲からクライアント様が自然と導き出される道であるようにこちらからは見えます。

また自分の持っている”ちから”もより引き出された状態で進んでいかれるため以前のような疑問を感じることは少なくなくなりました。

そして皆様しなやかに自然と歩んでいかれます。また何を選ばれても全体的なバランスの中でその道がその人”正解”になるであろうという感覚を私自身も感じることが多くなりました。

これは案外に難しいことだと感じていて、職人のような実力で博識な大先生方や、それ以外は環境の発現がよくその上で時間をかなりかけて双方の労力をかけて再現されたり偶発的な双方の相性の中で再現されやすいもののように感じているからです。

下手すれば友人感に流れるお互いのエネルギーを引っ張りあうような、”それ”のある共感的だけど底は明るいコミュニケーションの方がよっぽどセラピーであると思うことも多くありました。

また不定愁訴などのご本人がうまく紐づけられない、原因が見当たらないものなどでも カウンセラー側で進めていけるようにデザインされておりますので、どんな些細なことでも一度ご相談してみてえもらえたらと思っています。

過去の整理をしたいことでも、全て口から出すには体力を使ったり再トラウマ化したりということもありますので、治療を受けたいけど事細かに話したくないという方にも適していると思います。

私自身苦しいながらもそれなりに適応してきた方でしたが、はじめてFAP療法を受けた後すぐ見れなかったアクション映画ふたつが見れるようになりました。

それは様々な理由からの聴覚過敏が軽減された結果だったのですが、当時はもっと悩んでることがあるのに映画見れるようになってどうするんだ!とプンスコしていました。

そうやって一見どうでもいいような失っていた自分の世界がふいに戻ってくることもこの療法の素敵なところだと思います。

どうでも良い自分の豊かな世界が自分の風景の中に、戻ってくる。